大塚研究室 Otsuka Laboratory

マルチモーダル情報処理研究室
Multimodal Communication and
Informatics Lab

横浜国立大学 理工学部 数物・電子情報系学科 電子情報システム教育プログラム
横浜国立大学 大学院 理工学府 数物・電子情報系理工学専攻

研究分野

  • マルチモーダル情報処理,社会的信号処理
  • 非言語コミュニケーション,会話シーン分析
  • 人物行動認識,ヒューマンコンピュータインタラクション
  • 機械学習,深層学習,ベイズモデル,人工知能

概要

 「以心伝心」や「場の空気を読む」といった微細な心の機微までも理解できる「社会的知性」を備えた人工知能(AI)の実現に向け,本研究室では,カメラやマイク,センサなどを介して観測される複数モダリティのデータ(画像,音声,言語,運動など)を統合することで,実世界で生じる様々な言語・非言語情報を読み解き,人の内的状態(感情,意図,個性)や他者との関わり(社会的相互作用)などを自動的に認識・推定する技術の研究を進めています.このような研究分野は「マルチモーダル情報処理」や「社会的信号処理」と呼ばれるフロンティア領域として近年,注目を集めており,画像認識や音響信号処理,自然言語処理,機械学習,深層学習,感性情報学,社会言語学,心理学,認知科学など学際的な広がりをもちます.本研究室では,会話や会議などにおける人物行動の観測・センシング,人の行動や内面の数理モデルの構築と自動認識,テレプレゼンス(遠隔会議)等の応用システムなど,入力〜分析・処理〜表現に至る範囲を研究対象と捉え,人-人,人-機械の間にて対話や共感を促進し,問題解決や合意形成を支援できるような人工知能の原理創出を目指しています.

メッセージ

  • 本研究室は2020年度より発足する新しい研究室です.マンツーマンの密な研究指導により一人一人の潜在能力やアイディアを最大限発揮できるような環境づくりを進めていきます.
  • 実際に手を動かしてプログラムやシステムなどを「作りながら考える」構成論的アプローチで,深層学習やベイズモデルなど最新のデータサイエンスの技法を効果的に身につけます.
  • 定期的な論文輪読や研究進捗報告などの場を設けて,プレゼンや議論のスキル向上を図り,国内学会や国際会議,論文誌にて積極的に発表を行っていきます.
  • コミュニケーションという切り口から,社会言語学や認知科学など分野の境界を越えた「智の相互還流」を志向し,多角的な「モノの見方」を醸成していきます.

Contact

横浜国立大学大学院 理工学府 知的構造の創生部門
大塚和弘,Ph. D.,准教授
〒240-8501 横浜市保土ヶ谷区常盤台79-5 横浜国立大学 電子情報工学棟
E-mail: otsuka-kazuhiro-xb [at mark] ynu.ac.jp

Kazuhiro Otsuka, Ph. D., Associate Professor,
Graduate School of Engineering Science, Yokohama National University
Electrical and Computer Engineering Bldg., Yokohama National University
79-5, Tokiwadai, Hodogaya-ku, Yokohama-shi, 240-8510, JAPAN

Access

Multimodal Communications and Informatics Lab. / マルチモーダル情報処理研究室(大塚研究室)